自己破産したのに無くならない債務

自己破産の申し立てをして免責が決まれば借金は無くなると言います。
ですが無条件に全てが無くなるわけではありません。
自己破産の仕組みとは返済不可能になった人の財産を債権者に分配することです。
財産を債権者で公平に分けることにより債権者を守る制度です。

借り入れた借金はなくなりますが税金の滞納分はなくなりません。
税金に関しては借金ではなく当然払わなければいけないといった認識です。
他に子供の養育費など親としての義務なども放棄はできません。

破産者の重大な過失によって引き起こされた事に関する賠償もなくなりません。
もし交通事故で人に危害を与えてしまった場合の賠償は残ります。
また故意に人から不当な利益を得た場合なども自己破産では消えません。
自己破産を知りながら借金をして得たお金の借金は支払い義務があります。