裁判所は簡単に自己破産を許さない

簡単に自己破産されてしまうと貸し付けた金融業者は大変です。
自己破産となれば貸し倒れで回収できる可能性はゼロになります。
あまりに自己破産者が多いと経営の危機にも影響してしまいます。

ですから裁判所も慎重に審議を進めます。
申し立てた人が本当に支払い不能なのかどうかを詳しく協議します。
自己破産の申し立て内容を細かくチェックすることから審議を始めます。
その後には申立人を裁判所に呼び出して債務の内容を細かく聞き取り調査をします。
財産があるかどうかを判断して支払い能力があるかどうかを判断していきます。
そこで支払い能力があると裁判所が認めた場合には自己破産はできません。

審議を繰り返し裁判所が妥当と認められた場合に認可がおりるのです。
その段階で債務の返済は免除され借金のない生活に戻れることになります。